無能な人間は有能な人間より楽だ。
無能な人間は無能ゆえに失敗する。
そして無能ゆえに、その尻拭いさえ出来ない。
だから無能の失敗は、結局有能に降りかかる。
それが会社などなら、まだ良い。
結局は給料や地位などにより、無能は淘汰されていく。
しかしこれが、そう言うものに縛られない社会で起こると最悪。
具体的に言うならば、部活で無能な人間が仕事を失敗しても、ペナルティは無いに等しい。怒られる、ぐらいのものだ。
有能は最悪の状況に捏ね繰り回された失敗を引き継ぐ。
だが、これも部活なんて言う社会においては、賞賛さえ得る事はできない。
ただ、失敗が降りかかる、だけ。
しかし目的を取り違えてはいけない。
最大最高究極の目的は、誰しも人生を幸せに送る事だ。
それを果たせるものこそが、有能である。
そんなマクロな視点から見れば、無能こそが有能であり、有能は有能ゆえに無能となる。
そんな逆転現象さえ起こる。