超人癖

何かと言うと、超人を演じたがる僕が居る。
前に書いたように、僕は欠点もむちゃくちゃ多いが、得意とする分野も多い。
スポーツが出来るとか頭が良いとか、そういう風に「見せかける」事は得意中の得意だ。何でも出来る僕。たぶん僕の周りの多くが僕に幻想を抱いているだろう。僕がそう、見せた。
だが一度始めた舞台は、そう簡単に降りる事を許されない。
僕は超人だ。超人の役だ。観客の前では何でも出来る、と言う演技。
苦しむ時は、陰で一人。
「そんなん、弱いとこ見せてええよ」
だから、ありがとう。