テレビ番組

寝込んでいるためにテレビを見ている。普段あまり見ない分、たまに見ると面白い。
今は議論番組?みたいなのを見ている。お題を決めて立場ごとにディベートする番組。
お題は「お金は一番大事ですか?」
これはお題が悪い。お金には種類がある。お金が大事と言っている側は『生活を成り立たせるためのお金』を言っていて、お金じゃないと言っている側は『生活を豊かにするためのお金』に関して話している。この二つは全く違う物だ。そのため、議論が噛み合っていない。
 
あと「学歴は必要ですか?」と言うお題もあった。
これは難しいね。学歴がいらん人は確実に存在する。だが、あった方がいいって人の方が多い。
アイドルになりたい人は、顔が良くないといけない。一流と呼ばれる企業に入りたい人は、学歴が無いといけない。ただ、アイドルになる人より企業人になる人の方が多いから、学歴学歴とよく言われるわけだ。
ただ、学歴だけあればいいかと言うと、そうではない。顔がいいからと言ってアイドルとして売れ、アイドルであり続ける事は出来るとは限らない。学歴があるからと言って、企業に入ってバリバリ仕事が出来るとは限らない。企業人としては、判断材料の一つやね、根性がある、誰も思いつかない事を考え付ける、冷静に物事を判断出来る、学歴がある。
ではなぜ、その中で学歴だけがこう取り立たされるのか。それはつまり、分かり易いからではないだろうか。
入社試験は短い。はっきり言うと、ほとんど何も判断できないぐらいに短い。発想力をどうやって判断する? 実際に仕事を出来るかどうかなんて、どうやって判断するのだ? そんな中で、「勉強と言うフィールドではこれだけの結果が出せた」と言う部分は確実な内容であり、判断が簡単だ。
つまり、「俺はこれになるんだ」と絶対で明確な夢を定まってない人は、企業人になる人がほとんどだし、企業人になるとしたら学歴は持っといて損はねぇよ、と。
ただ、忘れてはならないのは、将来ばかりを考えて「現在」をおろそかにしてはいけないと言う事だ。人生にはゴールが無い。死ぬ間際に幸せだった人と子供の頃幸せだった人のどちらが良いとは誰も言えない。死ぬ間際に幸せだったと言って死にたいと言うなら、幸せの絶頂に死ねば良いという事になる。将来、可能性として、あなたの人生を少し有利な方向に持っていくかもしれない学歴と言う物より、今したい事があるんならそっちをやるべきだ。
テレビを見ながらCMの間だけ文章を書いていたら、論点がズレまくって無茶な文章になりました。
結論として学歴が必要かどうかなんて人次第だっつー事で(台無し)