それが格好良いという事。

バイト先の料理長とケンカ。
現在は就活中なので、バイトは「基本的に入りません、人足りない時は相談で」って事にしてます。この条件でも良いって言ってくれる時点でかなり寛大で、その部分には感謝しているのですが。
昨日、電話かかってきて「今日入ってるけど、どうなってる?」って。「いや、聞いてないですよ」って言ったら「シフトには書いてあるんだから、見てくれないと困る」と。いやいや、基本入らない方向で、っつってんだから、入れるなら電話するなり何なり、伝えるのが筋ってもんでしょーが。
で、最初は不機嫌に話を聞いて居たのだが、やはりおかしいもんはおかしい。「それは絶対におかしい」と少し感情的になりつつ反論した。だいたいが、今までの入った時はちゃんと連絡してくれて、この日入れるか、って聞いてきたわけで。なんで昨日の分だけ連絡も無いねん、っつー話で。
しばらく僕が「料理長のやり方がおかしい理由」を並べていると、やがて「そうか、そうだな、悪い」って。謝ってくれた。
すげー。料理長四十歳で、元は某有名ホテルで副料理長までやっていた男だ。それが若干二十二歳の若造に対して全面的に非を認めるってのは、なかなか出来ない。
認めるにしても、何かごちゃごちゃと複雑な理由をつけて、自分のプライドが傷つかないように婉曲して受け入れてやる、と言う態度をとるものだ。真正面から非を認めた彼は格好いいと思う。
まあ、最初からたぶん連絡忘れてたとか、自身に非がある事は分かっては居たのだと思うけれど。ぶっちゃけ、絶対辞めるって心決めてたけど、逆にちょっと無理しても人足りないところでは入ろうと言う気持ちにね、なるやん。