『物語の創り方』番外編。

番外編として、「ハウルの城の面白さと面白く無さ」「電車男に見る物語の二重構造」の二つの文章を書きたい。特に電車男の二重物語は、映画化の仕方を完全に間違えて、面白みを消しているように感じるので、ちゃんと書いておきたい。
電車男の面白さは「オタクが恋を成就させる事」じゃない。オタクである事はサブ要素だ。本当の面白さは、本筋の恋愛物語の他に、電車男と周りの野次馬の交流・成長物語があり、「二つの物語が動いている事」だ。