一年目日記

何か飲んだ酒が完全に醒めたせいで、眠気が全く無いので色々書いてみる。
今月24日で、彼女と一年の付き合いになった。何だかんだで、今のところ終わる気配は無い。
一年間で分かった事と言えば、僕と彼女が全然違うと言う事だ。趣味も全く合わない、味覚もかけ離れている、考え方の違いは徹底的なまでにある。
自分に無いものを持っている、と言うとありきたりになるが、だからこそ好きなのだろう。彼女の存在は僕の隙間を埋めてくれているのだ。
だが、この一年で、僕を高めてくれる恋ではないとも悟った。心地よい違いはパズルのように安定をもたらすけれど、自分より「高い」物を、彼女は持っていない。そして、たぶん逆も同じ。
このまま彼女と結婚して、子供が産まれ、安定した『幸せ』が訪れたとして、僕はそれに満足できるのだろうか。それに満足するためには、まだ挑戦しなければならない事が多すぎる。それら全てに『敗北』した後、帰りたい場所ではあるが、それはあまりに自分勝手というものだろう。
結論は結局出ないまま。二年目。