文章を知った恋曜日

バレンタインの日記を書いた時、文章が分かった。
最初「後ろを向いて泣いていた」と書いて、違うと思った。
すぐBSキーを押して、「こっちを向かずに泣いていた」に書き換えた。
つまり、それが文章。
華美な修飾語や、大げさな比喩がいい文章ではないのだ。
ああー、と思った。自分の成長がそこにあった。
僕を成長させてくれる事は無いと気付いていた恋が終わり、僕は一歩だけ前に進んだ。