ハチクロ

漫画「ハチミツとクローバー」を読む。8巻まで(最新刊? 友達に借りたから分からん)
めっちゃ面白いなー。感情の描き方とかが丁寧だし、単純に笑えるところもあるし、何よりキャラがいい。森田先輩なんかは、もう、素晴らしいよね。ああいうキャラが一人居てしまえば、基本的に漫画としては勝利な気がする。アイシールドのヒルマとか。
 
でも、なんだろう、せつない気持ち。感動したつもりは無いのに、気付くと涙目になってしまう。
今読むべきじゃなかったかも知れない漫画。
好きで好きで堪らなかったハズの女をフってしまった僕が読むには、山田さんの泣き顔なんかはすげぇジリジリ来る。
「来年のバレンタイン、まだ純平の事が好きだったらもう一度告白してもいいですか」
そんな台詞に、「いいよ」なんて応えられるほどバカでも無いし、無垢でも無いし、残酷でもない。
どれだけ大事に思っていても、フってしまった時から僕はそんな優しさを上げちゃいけない。分かっていても大事なのは確かで、泣きそうになる。自分からフっておいて、「野宮さん」が現れるのを怖くも思う。でも、道を選んだのだから、僕は歩き進めるしかない。
 
で、今宵午前一時。「大切な」前の彼女をフってまで選んだ、「恋しい」あの子から返事が聞けそうです。選んだ道は、行き止まりか。
 
それとも。