フラガール

レンタルで『フラガール』を見た。


面白い!

なんつーか、定番のウォーターボーイズスウィングガールズ系のお話で、展開とかバリバリ読めるんだけど、それでも面白かった。
時たま、あ、もう一声! ここは一瞬でいいからこういう表情入れなきゃ! って思う所もあるにはあるんだけど、それ以上に、基本をきちんと押さえたストーリーの上で所々花開く、決意の表情、シーン、が抜群。
何回か泣いた。

僕が好きだから、ってのを差し引いても、蒼井優の存在感は抜群。
松雪恭子の演技、と言うより役どころかな、これも素晴らしい。

そして、ストーリーに説得力を持たせるだけのダンス。

時々目にするけど、蒼井優のダンスがホンモノである事は、やっぱり映画の成立条件と言ってもいい。
説得力があるもんなぁ、人を動かすだけの力があるダンス。
あれがホンモノじゃなけりゃ、やっぱり感動には繋がらない。


あと、思ったのは、役者以外の実力。
カメラワーク、すげぇ良くないですか?
僕がカメラワークを映画の感想で褒めたのは初めてに近いと思うんだけど、そこに目が行くぐらいに、上手かった。


あくまでも定番の作りなので、「名作!」とは言わないけれど、しっかり楽しめる良作。面白いし、泣けます。
悲しさじゃなく、その決意とか行動の「強さ」に泣ける、ってのは素晴らしい。

是非。