いつか。

いつか、戦争を悪い事としてでは無く、ただ単に歴史の一つとして語られる日が来るのだろうか。
現に、関が原の戦いについて『繰り返してはいけない事だ』などと言う人は、最低でも僕が会った人の中にはいない。
同じように、戦争もいつか単なる歴史に変わるのだろうか。

あの戦争が終わったのは五十余年前。あと半世紀後には、恐らく戦争体験者は日本人には居なくなる。その時、戦争はどのような存在として、この日本に生きているだろうか。