それと。

あと、もし能力に応じて時給が上がるシステムがあったとしても、やはり一概に勝ち負けは言えない。Aはどれだけ努力してでも時給を上げたいと思っていても、Bは今のままの時給でいいから楽に仕事をしたいと思っているかもしれない。そうなると、『目的の一致』からははずれてしまう。現実世界に置いて、勝敗をきっちり分けられる場面など、本当に少ない。ルールの上で行われるゲームだからこそ、『勝ち負け』と言う概念が有効に働くのだ。