2003-12-20 岩井志麻子 感想 岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」を読む。 うむ、怖い。怪物を目の前にする怖さではなく、怪物を目の前にできない怖さ。纏わりつくように、背中を滴っていく恐怖だ。 しかし、雰囲気重視の作品を嫌う僕の性質ゆえか、少し物足りなかった。 もちろん、レベルは高い。でも、これを楽しむには僕は気が短すぎるし若すぎる。