岩井志麻子

岩井志麻子ぼっけえ、きょうてえ」を読む。
うむ、怖い。怪物を目の前にする怖さではなく、怪物を目の前にできない怖さ。纏わりつくように、背中を滴っていく恐怖だ。
しかし、雰囲気重視の作品を嫌う僕の性質ゆえか、少し物足りなかった。
もちろん、レベルは高い。でも、これを楽しむには僕は気が短すぎるし若すぎる。