感想

透明人間

「大人」で一番好きな曲はtrack10『透明人間』 あなたが笑ったり飛んだり大きく驚いたとき 透き通る気持ちでちゃんと応えたいのさ 今の僕のテーマソング。

東京事変「大人(アダルト)」

正直、玉石混合と言った感じだが、良い曲は物凄く良いので良し。前作『教育』より良い。 でも、曲の善し悪しと言うより、椎名林檎女史の「歌」の善し悪しと言う感じがするのが気になった。なんて言うか、昔のように魂から唄っていない。ずいぶん「楽」に唄っ…

チャーリーとチョコレート工場

映画「チャーリーとチョコレート工場」を観る。ネタバレ? うおー、すごい楽しい映画! 面白い映画じゃなく、楽しい映画。この方面を僕が認めるって事はすごい事だと思う。僕は物語至上主義というか、物語としての面白さを最重要視する傾向にある。その僕が…

映画『約三十の嘘』

映画『約三十の嘘』を見る。 レンタルビデオで見たのだが、返却日に見てしまったのを後悔した。もしもう少し借りていられるなら、もう一度見たかった。面白かったから……では無い。なぜ面白くなかったのか検証したいからだ。 ストーリーはこうだ。三年前に解…

SEKIDO

ビックコミックスピリッツ連載の『SEKIDO』が面白い。 のだけれど、どんどん掲載順が下がっていてヤバい! 面白いのに! 以下ネタバレあり。 『SEKIDO』は高校水泳を舞台にして、描くのは『天才と凡人』だ。主人公青山飛男は水泳に青春をかける熱血スイマー…

佐藤友哉『子供たち怒る怒る怒る』

佐藤友哉『子供たち怒る怒る怒る』を読む。 毒だ。こんな物は毒で、佐藤友哉は読んではいけない。 佐藤友哉初の『純文学』であり、短編集。各作品は全て子供が主人公である。兄弟以外を『他』と感じている主人公が、大洪水に襲われた家で妹を探す「大洪水の…

花とアリス

映画「花とアリス」を観る。レンタルビデオ。 花とアリスは、中学校から親友である。ある日、花は好きになった先輩の後を尾けていた。すると、先輩が頭を打って倒れてしまう。意識が曖昧なのを良い事に、花は先輩を記憶喪失だと言う事にして「先輩は私に告白…

小説「君たちに明日はない」

垣根京介著「君たちに明日はない」を読む。 本気の人たちが、本気で悩み、考え、絶望し、決断する様は、それだけで十分面白い。その意味で、「リストラ」と言う事象に目をつけた時点で作者の勝利は決まっていたのかも知れない。 主人公は三十三歳、「リスト…

フォーンブース

映画「フォーンブース」を観る。ネタバレもあるよ。 おお、楽しかった。短い事もあり、緊張感が最後まで持続する映画。 主人公の追い詰められっぷりが尋常じゃない。どんどん状況が悪化していく様は、ハラハラさせる。そこは、主役の人の演技、と言うか表情…

PRIDEファンタスティック

PRIDE29感想。ネタバレですよ。 まず、番組構成がどうよ? 過去の試合をあんなに放送する意味が分からん。いや、分かるけどムカつく。ミドル級GP(&ミルコ戦)の宣伝番組と化していた。番組名も「ミルコ戦(ミドル級GPの宣伝もあるよ)」でいいよ。ファブリ…

世界の中心で散骨。

映画『世界の中心で愛を叫ぶ』を観る。レンタルビデオ。世界の中心では静かに散骨してました。叫んでないよ。 えー、まず、無茶苦茶面白く無いのだろうなぁと思って観た事が功を奏したのか。別に面白くなくもありませんでした。と言うか凄い。これは物凄い物…

GOOD MUSIC

今更だけれど、KICK THE CAN CREWのアルバム「GOOD MUSIC」について書いてみよう。 正直、一回目に聞いた時には、ピンと来なかった。 僕が曲単体として一番好きなのはやっぱり「イツナロウバ」だし、このアルバムには「イツナロウバ」に匹敵する曲は無いと思…

ターミナル

映画「ターミナル」を観る。ちなみに就活の一環として見に行った。 アメリカにやってきた主人公のビクター。だが、彼が飛行機に乗っている時に、祖国のクラコウジアがクーデターにより、無くなってしまう。祖国が無いのでパスポートが取り上げられ、アメリカ…

ハウル

映画「ハウルの動く城」を見る。映画館。ネタバレあり。長い。 僕はここまで最低のストーリーを見た事が無いし、そんなストーリーをここまで魅力的に仕上げた作品を見た事も無い。 まず駄目だったストーリーに関しては、何よりも『目標の提示とその達成』の…

ファンタジスタ

ツタヤのレンタルが半額だったので、PRIDEグランプリ2000を借りて見る。 ああ、僕はようやく、桜庭の凄さを知った。ここ最近のミーハー格闘技ファンの僕は、一選手として桜庭を応援してはいたものの、なぜ昔からのファンからあそこまで声援を受けるのか、疑…

小説、乾くるみ「リピート」を読む。<ネタバレあり> 帯買い。帯コメントって大事やね。 うーん、まず一番最初に思ったんは、素人っぽい文章やなぁ、って事。自分の文章を見ているようだった。上手くないね。さらに言うと人物も『キャラ』的で、魅力が無い…

東京事変「教育」を購入。 僕の中で、椎名林檎の三枚のアルバムに以下のようなイメージがある。 「無罪モラトリアム」は他者の方を向いて、他者に聞かせるために作られたアルバム。「勝訴ストリップ」は椎名林檎自身の内部を向いて他者に聞かせるために作ら…

KREVAのアルバム「新人クレバ」を買った。 うーん、正直微妙だ。シングル曲が一番良い。 特に期待はずれがお祭りクレバで、確かにライブでやれば(KREVAのパフォーマンスがあれば)盛り上がるんだろうけど、CDで聞いても別に。神輿ロッカーズを期待してたか…

今更ながら、映画「アルマゲドン」を見る。 細かい事は言わない。これがハリウッドだ! 展開も複線も全部最初から分かっている通りに進んでいって、それなのにボロ泣きした!!

石原まこちん、漫画「THE三名様」を読む。 上に「幸福の鐘」の感想を書いたが、その真逆の作品。いつも立ち読みしているのだけど、ついに単行本買った。 他に何もやる事の無い午後に暇潰しで、順番を待ってる途中にふと手に取って、などなど。そんな読み方を…

映画「幸福の鐘」を観る。SABU監督作品。 何と言えばいいのだろうか。退屈なはずなのだ、こんな映画は。 全然分析が出来ない。僕がこの映画に引き込まれたのはなぜなのか、全く分からない。 でも確かに僕は身動ぎもせずにこの映画に魅入り、毎度の事だがSABU…

藤田和日郎「美食王の到着(暁の歌に収録)」を読む。 友人と創作の話をしていて、「味」を題材に料理もの以外で面白いものは書けないかと言う話になった。味と言うのは謎が深いし、面白い題材だとは思うが、なかなか一本のストーリーにはならなかった。 そ…

あーやっぱ色々書きたいんで、背景同色で。アンテナで観る人は気をつけろ! まず「語ってはならない者」が年長者達の自作自演だったと言う部分。まず、化物をちゃんと映した時点で怪しい。見えるものはすべからく怖くない。そんな事はプロなら分かっているだ…

映画「ヴィレッジ」を観る。映画館にて。 なんかひっくり返しの部分がメインらしいんで、詳しい事は何も書けません。 でもひっくり返しの内容が全部予想通りで白けた。だからさ、最初からひっくり返しがあるって分かってたら、バレるっつーの! あと、内容が…

ついでに文藝春秋を手にとって、介護入門も読んで見ようかと思ったが、文体がウザ過ぎる。2ページでやめた。

小説、綿矢りさ「蹴りたい背中」を読む。 この作者はジグソーパズルが得意に違いない。 芥川賞受賞作家なのだから、言語的な感性が良いのは当然なのかも知れない。出だしの『さびしさは鳴る。』と言う一文など、なかなかに素晴らしい。その後も、手で触れる…

小説、伊坂幸太郎『チルドレン』を読む。 短編ではなく長編、と書いてあるけれど、短編。話の手軽さとまとめかたの手法が短編。 どれも、面白いアイデアを一つは絡めてくるので単純に楽しめた。バンクの強盗のアイデアとか、単純だけれど面白いな。あと、こ…

小説、村山由佳「きみのためにできること」を再読。何回目だろう? 初めて読んだ時は、村山由佳の作品としてはそこまで好きじゃなかった。 涙を流すような感動は無い。ある意味で「現実感の無い」究極の純愛を描いたり運命に翻弄されるように展開する他の作…

小説、金城一紀『フライ、ダディ、フライ』を読む。 男の子は読むべき。面白かった。 レボリューションNo.3もそうだったが、涙を流すような感動は無いが、胸に熱いものが宿る。

小説、恩田陸『Q&A』を読む 面白くなかった。 !!以下ネタバレ!! 簡単に言えば中盤から終盤にかけてが僕には合わなかった。 別に作者が狙った通りに狙った物を書いているのだろうけど、それが僕には面白くなかったと言う話。 衝撃の結末、にしようとして…