15ミニッツ

金曜ロードショーで『15ミニッツ』を見る。
別にここの感想ってのは、本を読んだ時や映画を見たとき、必ず書いているわけじゃない。特にこういう、テレビで見た映画とかに関して書く事は少ない。
でも、この映画の感想をこうして書いているのは、ストーリーの展開が凄く奇妙だったのだ。ハリウッド映画と言う事を考えれば、あり得ないと言ってもいい。
起承転結結、とでも言おうか。クライマックスとの後に、もう一回クライマックスを持ってくる。これは本当に難しい形だなぁ、と思った。
起承転結の方がやっぱりすっきりしている事は間違いなくて、むしろ、引っかかりがある感じだ。でも、それだけに「ん?」と注目してしまう。
手際が良ければ、効果的に使えるかも知れない。15ミニッツでは、一回目の結で終結しかけでありながら、微妙に解消されてない伏線が残っていて、それを二回目で解消する形を使った。うまく活かしたと思う。
そう言えば西尾維新の『クビキリサイクル』もこの形か。まあ、少し説明くさくなっていたので、うまいとは言いがたいが。(でもそれをキャラのテンションで乗り切ったのはさすが)