ちなみに。

ちなみに、落選作品のあらすじ。
大学のゼミ旅行で山にやってきた僕達。
僕、教授、自称魔女、お寺の息子、天才医者、超美人と言う個性的なゼミのメンバーを待っていたのは、森の中での遭難と言う現実だった。
深まってゆく霧の中を彷徨う内に、僕らは、ぽっかりと霧が消えている空間を見つける。霧だけではなく木々も避けているかのように、全く見当たらない。
その中心に『墓』があった。透き通るような、無と等価値の白さ。本当に美しい、素晴らしい墓だった。
そう、素晴らしい。素晴らしすぎる墓だったのだ。今すぐ死んで、その墓に入りたいと思うほどに。だが、墓に入れるのは最初に死んだ一人だけ。
人を死に至らしめるような道具は何も無い。木々も無いし、石も落ちていない。いち早く舌を噛み切ったゼミの教授が死ぬまであと一時間、しかも世界最高の天才医者まで居る!
この状況で、誰が一番早く死ねるのか。生死の価値が反転した世界で、ワケの分からない戦いが始まった!
……てな内容です。あまりにひどいので、本文は公開拒否。