関西インカレ総評。
と言うか、陸上競技の総決算だ。結論、後悔、真理。全ては一つの言葉で表す事ができる。『失った時間は戻らない』
あまりにもありきたりな言葉だが、意味を本当に理解したのはたぶん、人生で初めてだ。
大学の2回生頃から、僕は陸上への情熱を失っていた。色々あったからだが、省く。結果として、『どうしても速く走りたい』『強くなりたい』『結果を出したい』その気持ちが戻ってきたのは、今年に入ってからだ。
それからはエネルギー不足にならないよう気をつけながら7kgほど減量したし、陸上競技に悪影響を与える物は全て断ってきた。一切妥協の無い練習をしてきた自信があるし、調整も完璧、試合当日の天候までがベストだった。
それなのに、結果は話にならない物だった。
一年以上のやる気をなくしていた期間は、完璧な四ヶ月を持ってしても越える事が出来なかった。「もしあの期間に、もっと練習しておけば」当然の後悔を試合後にして、ようやく気がつくのだ。
この後悔、反省、経験を、もう活かす事が出来ない。次に繋がらない。
もちろん陸上以外の面に繋がる事はあるかも知れない。だが、終わってしまった陸上競技は、もうどうにもならない。
悔しさを返上する機会がない恐怖をご存知か。反省する事が無意味と悟った時の恐怖をご存知か。えぐい。
そこから得るべき事は、たとえ情熱を意欲を今失っていても、継続する事だ。気持ちは変わる。その変わった時に、すでに手遅れになっているなんて、もう絶対にあってはならない。