すっげぇ細かくて長い夢を見た。
最初窓から見える山の方で赤い物が爆ぜた。それがだんだん近づいてきて、爆発だと気付いた次の瞬間天井が崩れてきて意識が飛ぶ。
次に目を覚ますと、どこか変な施設に居て、どうやら継続的に爆発は起こっているのだというような事を施設のえらいさんから聞く。ここは地下にあるから大丈夫だと言っていたが、時折地震のように大きく揺らいでいた。
携帯を見てみると圏外で、ああ地下だからか、と思ったけれどどうもアンテナが爆発でやられたか、皆が電話をかけまくっていてパンクしたからしいと聞いた。普段は3本たっているらしい。
施設には他の人たちも非難してきていたのだけれど、皆疲弊していると言うよりは暇をしていた。もちろん異常事態に恐怖は感じているのだけれど、もう結構長い時間が立っているのだろう、それよりもやる事が無い事に疲れていた。施設にあったパソコンは開放されていて、皆ゲームなどに興じていた。
しかしすぐに状況は変わった。新型の爆弾攻撃が開始された。よく分からないが、爆発の途中でその爆発が止まって、その爆発しかけの状態でゴロゴロと転がるような爆発だった。それは地下にも落ちてきて、誰か人にぶつかると爆発の続きを再開するというものだったので、たちまち施設の中は悲鳴で満たされた。
僕は何とか逃げながら、ある事を考えた。それまできっと北朝鮮の攻撃だろうと思っていたのだけれど、こんな科学力が北朝鮮にあるだろうか。きっとアメリカだ、と思った。
その後僕はなぜか部屋に戻って、とりあえずパソコンを見た。当たり前だが壊れていて、ああ書きかけの小説が消えてしまった、などと思った。あと、きっとまたどこかで暇するだろうからと、PS2を探したけれど、こちらも壊れていた。結局トランプを持って家を出た。
歩いていると強固で全く壊れていない神社を発見して、僕はそこにテントを張ったのだけれど、警察からここは野宿禁止だと追い出された。こんな緊急事態にも頭の固い奴らだと心の中で罵倒しながらも素直に従った。
そこらへんでようやく彼女は大丈夫だろうかと言う所に思考が行って、今までそんな事を考えもしなかった自分を責めた。彼女の親とは会った事も無いし、彼女が死んでも僕には連絡が無いだろうなと思ってしばし泣いたけれど、すぐにどうでも良くなった。(あくまでも夢の話です)
それから実家に戻って、両親は生きていて、そこまで歩いて帰った僕は疲れていてベッドで眠った。その眠りから起きると、現実だった。
……と言う夢でした。
書いてみると意外と短いけど、たぶんだいぶ忘れている。いろんなものの手触りと言うか、感覚が非常にリアルで、嫌な感覚だった。
しかも眠ったシーンで終わっていて、綺麗に現実に続いていたので、最初、夢なのかどうなのか分からなくて放心状態でボーっとしていた。