あーやっぱ色々書きたいんで、背景同色で。アンテナで観る人は気をつけろ!
 
  
まず「語ってはならない者」が年長者達の自作自演だったと言う部分。まず、化物をちゃんと映した時点で怪しい。見えるものはすべからく怖くない。そんな事はプロなら分かっているだろう。どんな姿か、どんな存在かわからないからこそ怖いのに、あんな戦隊モノの敵のような姿をちゃんと映してしまうのだから、何か理由があると言うのはすぐに分かるだろう。そこに父親とかが町に行かせたくない、と言う言葉を発するわけだから、言わずもがな。
時代が実は現代ってのは、最初の葬式のシーンがそれほど意味を持たないものだったこと。あのシーンがどんな意味を持つかと考えれば、年代が分かるぐらいしかない。それだけのために冒頭のワンシーンを使いたくなる、それだけ年代を知らせたい。なぜ? 作る側の気持ちになれば簡単で、そこでだますために決まっている。まあこれは、僕は「実は近未来」ぐらいまでぶっ飛ばしてくれると思っていたが。現代の描き方も微妙で、もっとビルとか出してしまえばいいと思った。と言うか、閉鎖空間の中と外で年代をずらすってのは基本中の基本であり、目新しくも無い。
あと、ひとつ分からなかったのが、アイヴィーが「あなたの色が見えるけど、その色は内緒」って前フリをさんざんしていたのに、結局何も生かされてないのはなぜ? これは俺が見落としたのかと思うほどなぜか分からない。というか見落としたのだろうか? わけワカメ。

以上ですよ。カメラワークとかまで全部予定調和だ。観客の予想通りに進む映画なんて撮るんじゃねぇ。