クリスマスイブRAP日記

きっと君は来ない〜♪なんて歌いながら待ち合わせ場所へ向かうと、彼女が本気で来なくてビビりました。昼の十二時半に待ち合わせてたんですが、連絡無しで三十分遅刻。連絡は地下鉄なんで取れないし、僕は寒々しい京都駅中央改札前で三十分立ち尽くしました。その三十分の間に、とりあえず終電までは待とうと言う決意を固めてしまった僕はおかしいと思います。でもそんな自分が好きです。
彼女はもうホンマに謝り倒して来たわけですが、こちらとしてはすでに終電まで(十時間以上)待つ覚悟でいたわけで、『意外とすぐ来た』って感じで、全然構わないよと言うしかないわけなんですが、やっぱり彼女は非常に気にして謝り倒すわけです。なので「じゃあ、ここ(真っ昼間の京都駅中央改札前)でほっぺにキスして」と羞恥プレイを要求しました。これはあくまで代償を払う事によって彼女の罪の意識を軽減する事が目的であり、私個人の願望では決して無いのである。である。目的は達成しました。
その後はハウルの動く城を見に行って、二人で長々と語り合ったり(友達と行くのがオススメ。謎だらけなので、とりあえず話しのネタになる)、プリクラを撮りに行ったり、実は初めての普通の写真を京都駅ビルのツリー前で撮ったり、レストランでメシ食ったりして帰って来ました。
プレゼントは僕がピアスを上げたのに対して、彼女は皮ケースに入ったジッポーをくれました。どちらも何が欲しいとか言わなかったのに、かなりもらって嬉しいものって感じでよかった。特に彼女のプレゼントは凄いと思いました。僕はタバコを吸わないので、ぶっちゃけジッポーなんて使うトコ無いんです。それでも黒い皮ケースのジッポーはモノとしての魅力に溢れていて、僕が欲しがるってのをちゃんと分かっている。よく理解してくれているなぁと思って嬉しかったです。
その後は二人で抱き合って寝ました。本当、これぐらい寒い冬は一緒に寝ているだけで超幸せ感じます。服着ないまま寝ようとして途中で寒くて起きる、なんて事もあったものの、こんな充実した時間はないんじゃないだろうかとすら思いました。このまま死ぬまで抱き合って暮らせたら、それはそれで幸せなんじゃあないだろうか、とか思ったり。朝起きた時に彼女の寝顔が隣にあるのが本当に僕は幸せで仕方ありません。彼女が目を覚まして、うっすら目を開けてこっちを見て微笑むのが嬉しくて仕方ありません。
そんな幸せなわけですからベッドから降りないままキスしたり喋ったりしてたらえっちぃ感じになってまた何か時間が過ぎてしまって、神戸ルミナリエへ行く切符をすでに買ったのに昼過ぎになってしまいました。神戸で遊ぶ時間は無いけれど、ルミナリエだけでも見ようと神戸へ出発してみました。二人とも初めての神戸だと言うのに本当にルミナリエだけ見て帰ってきました。ルミナリエは思った以上に綺麗でした。
なんか、丸々二日間一緒にいて、そりゃあ話が途切れたりする事もあるんですけど、それでも全く問題なく幸せな感じが続くのが、この七ヶ月(クリスマスイブが七ヶ月なんで)で凄く距離が近くなったのだなぁと感じさせてくれました。『誰かに話したいこと』を一番話したい相手であり、でも別に何も話さなくとも一緒にいるだけで幸せを感じられる相手。もうあれだ、結婚したい。そう思いました。なので言ってみました。笑われました。でも、約束やでって言ってくれました。そんなメリークリスマス。