よくお金を拾う。
 
もちろん「よく」って言ったって、そんなでは無いけど、3年に1度ぐらいは財布を拾っている気がする。
で、昨日の事。
ツタヤでトイレに入ったら、洗浄タンクの上に、長財布がポンッと置いてある。
あー、誰かが忘れてったんだなと、何気なく開いてみた。
 
え。
 
仕事上、お金を見慣れている僕の目測で、だいたい50万円。現金で。
多くても+−10万円の差は無いと思う。
 
ぶっちゃけ、迷いましたよ。
だってたぶん僕のボーナス以上の金額の現金が手元に。
ボーナス2回もらえる感じだぞ、ぱくったら。って思った。
 
まあ、そんな感じでちょっと迷ったんだけども、結局ツタヤのレジ店員に渡して、帰ってきました。
失くした人が困るだろうなー、とか、そんなんじゃなく、「たった50万ぽっちの金」で心動かせるような小物にはなりたくないよなー、と。そう思った。
 
金無くて、1ヶ月を数千円で過ごした時もある学生時代でも「100万円程度は小銭」と言い続けてきた「見栄」を、こんなところで捨てるわけには行かないのである。
信念は50万円ぽっちじゃ買えない。
 
でも、人生でこんだけの金を拾う機会って、もう2度と無いんやろなー。と、前に10万円弱を拾った時も思ったから、分からんけど。